離婚問題を見てしまった子どものこと

私の母は、姑(父の母ですね)と折り合いが悪く、私が生まれる前から衝突を繰り返していました坊主憎けりゃ袈裟まで憎い…とばかりに小姑や舅に関しても罵詈雑言を繰り返し、彼らが好意で贈ってくれたお菓子を足で踏みつけたりなど、過激な言動を繰り返していました。

確かに祖母は大家族の中で権威を振りかざしたり、すぐ人をこき使うようなとこりはありましたが、適度に距離の遠い私とは友好的な関係を築けていたと思います。
しかし母は姑を激しく嫌い、身体的にも不調が出始めました。どうか仲良くして欲しいとお願いした当時中学生の私にも、あんたもあのババアの味方なんでしょと泣きながら怒鳴りつけました。
(こういう局面では無理に仲良くさせないほうがいいんですよね。これは私も反省しました)。
お正月に父方の祖母の家に集まる時は、従兄弟は両親が揃っているのに私だけ母が参加していない…という状況でした。
離婚しようかどうかという話にもなりました。出て行ってやる!とは母の言葉で話し合いの最中に家出…ということもありましたが、出た先から無言電話を繰り返し結局帰って来る…という事が何度かありました。

とはいえこれらの騒動は母に対して姑という地雷を踏んでしまった時の反応で、普段は少し弱気でしたが穏やかな母親でした。後で分かったことですが、母は軽い病気でした。他人の様々な発言を繊細かつ過剰に受け止め、被害妄想が強い性質だとお医者様に言われました。現在はその主治医の方とも相談の上、母は父の一族とは関わっておらず、私も父もそれは仕方のないことだと受け止められるようになりました。

しかし、発狂状態の母親が役所から貰って来た離婚届は今でも自宅にあるのか、お恥ずかしながら成人した今でも私は親に尋ねることができません。徐々に母と踏み込んだ話もできるようになりましたが、情けなくも私の中には、まだ怯えの気持ちが強くあるようです。そしてここまで怯えてしまう原因として、当時狭かった家の中に、私専用の部屋がなく逃げ回っていたことも挙げられると感じています。

伴侶の方と上手くいかなかったり意見が食い違ったり、その人の気質によっては大声を上げて喧嘩してしまう…、その事自体は悪い事ではありません。しかし、その姿や声はお子さんには聞かせないで欲しい、お子さんの逃げ場を予め確保しておいてほしいと思うのです。その結果が離婚となったとしても責められたことではありませんが、どうかお子さんの心のケアを、なるべく広い世界を見せることで教えてあげて欲しいです。

私は前述のような体験をしたため、物心ついたことから自分の子どもを持ちたいと思ったことは一度もありません。ただ、アルバイトで子ども達と接する仕事をしてからは、募金などで子どもを支える道を見つけたいと思い色々と調べています。微力ではありますが、離婚家庭の子ども達にも何か少しでも、気分が上向くようなことができればと考えています。

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